2022年1月の日記

2022.1.31

会社に就職する夢を見た。会社をやっているという状況はそのままで。現実めいた夢ばっかり見ている、単位ギリギリで留年しそうだという夢は何回も見過ぎているから、そうだったように思えてさえしまっているけれど、本当にそうなのか。もっとファンタジー的な夢を見るにはどうしたらいいのかな。

ふとWeezerのBuddy Hollyが口からついて出て、歌いながら仕事をしていた。その後、Yo La TengoのShadows。こういうときのどこかから振ってくる感じをいつも新鮮に感じる。

朝早起きして深夜まで一生懸命やってはいるものの、なかなかうまくいかないなあと歯がゆい気持ち。行きたい人の展示などにも訪れていないし、一分でいいから時間を引き伸ばしたい。

・2022.1.30

長時間仕事していて上半身が痛くなってきてしまって、パソコンに角度をつけて楽にするやつを買った。打ちなれないけど、なんだかよさそう。夜寝る前に少しだけゲームして寝た。仕事で頭がいっぱいだから、まったく関係のない作業が心地よい。年末にSwitch買って本当によかった。

・2022.1.29

昼ごはん、狭いお店で店員がほかの店員に大きめな声で指摘している。「それ、先に出した?」「○○を先にやればいいから」。その声色から広がるぴりついた雰囲気が疲れた身体に入り込んで、食器や調理器具同士がぶつかる音がキーンと響く。おいしいけれど今すぐ店を出たい。おしぼりと水はきてないけど言えない。

下北沢に新しくできたtefuで仕事。快適だった。休憩がてら、tefuの建物に入っているK2シネマで濱口竜介さんの『偶然と想像』。興奮してメモ帳に大量のメモ。あとで一つ一つ話したいから。偶然と必然の関係性、ドラマティックな偶然はたしかに起こるしなんでもない些細な偶然だって日常に転がっていること、そしてその出来事や出会いがこれから向かう方向に大きな影響を与えることもあるし、何も変わらないことをたしかめる結果になることだってある。帰り道の電車の中で、これまで自分の身に起きた記憶に残る偶然を並べながら考えていた。

ふたたび仕事をしてたら調子が悪くなってきて、癒されようと『ピクミン』を始めた。ルールがよくわからなくて水の中に入ってしまい、「死んじゃうよ」と言われながらピクミンが次々死んでいくのを見てなぜか号泣した。疲れてるのか。ゲームだから元に戻せるよ、と言われて朝まで時間を戻した。時間が戻せたら誰も死なせないですむ。そのことから考えなくていいことまで考えてしまって、ゲームをやめて眠りについた。

・2022.1.28

仕事に集中しすぎて身体が痛い。時間が足りないなあ。

・2022.1.27

この日の日記はme and youのニュースレターに書きました。

・2022.1.26

今週朝から早起きして夜遅くなるまでずっと作業してて、家にいることがたのしくなるものを充実させなければという思いでカルディでいろいろ購入。アイスティーおいしい。

ふうこたちからお祝いでお皿のセットをもらった。ふとした会話からこうやって祝ってくれる人がいるということ。わたしもそうありたいよな。

・2022.1.25

考えたいけど考えきれていないことがたくさんある。そろそろこれができるようになっていたい、ということがなかなかできぬままだったり、歯がゆい気持ちだ。自分自身が満たされた状態で何かに対して取り組むということはいつかできるようになるのかな。わたしはいつも足りないという感覚に駆られて動いているような気がするから。ない、という感覚をずっと引きずっている。

リビングや自分の部屋、家の中にある場所を点々としながら仕事。The BreedersのLast Splashは永遠に好きなアルバムだなと思いながら、途中になっていた永遠に好きなアルバムリストを更新した。

・2022.1.24

東銀座で打ち合わせ。洋食屋さんで食べたオムライス、ソースがおいしかった。学生時代の話はたのしい。夜はわたしたちのスリープオーバーの収録。戸田さんとエリカさんに会ったのも久しぶり。ここ最近仕事で根詰めてて疲れが溜まっていたけれど、気持ちがほぐれた。

・2022.1.23

お風呂の中で岸政彦さんの『はじめての沖縄』を読み終えた。東京で生まれ東京で暮らし、沖縄のことをまっすぐに考えたことがないまま旅行客として楽しんでいたことのある自分を振り返り省みる。大きな属性だけで人を判断せずに個人を見つめること、複雑であることをわかりながら語ることをやめないことについて考えた。「社会は交換できないものの集合である」。

仕事の息抜きに、夜ごはんを食べながらチャーリー・カウフマンの『もう終わりにしよう』。前情報なく観たから、恋人たちの別れの話かと思っていたら全然違った。女性は所有するものであるという根強い価値観、ヒエラルキーの中に置かれる生きづらさ、老いについて後からじわりと考えてしまう不思議な作品で、怖かったけれどもう一度観たい。

・2022.1.22

朝、紫のリュックとおじいさんと紫のジャンパーのお婆さんとすれ違う。アウトドアなファッション。これはきっと一緒にいることで生じる無意識のリンクコーデだ。示し合わせたリンクコーデには一ミリもひかれないけど、この無意識のリンクコーデにはなぜだかひかれてしまう。

髪を切って、ヘッドマッサージを受けた。美容師さんも、エステティシャンさんも、髪を切るのが、マッサージをするのが楽しくて仕方がないと話す。生まれてこの方、誰かの髪を切ったことはないし、頭や顔をほぐしたこともない。きっとこれからも。人の身体の一部に触れてなにかしらフィジカルに変化を与える仕事に対して、自分は絶対にできないという自負があるからか、尊敬の念でいつもインタビューみたいにいろいろ聞いてしまう。

2022.1.21

視力が落ちすぎて眼科。視力検査をしながら、なんとなく右、なんとなく左、と隣のおじさんと一緒に言うのが楽しい。なんとなくなんとなく。右、左と正しい方向を言うと「すごい!」となぜだか褒めてもらってうれしい気持ちになった。

自分の部屋にあった元気なさげな観葉植物をリビングに置いたら、葉がピンとしはじめてすごい。わたしの部屋の暗さはやはり問題だ。この植物と同じく生物であるわたしも元気なくなってしまうんじゃないかと心配になった。光を浴びなきゃ。

同居人がdeath strandingという荷物を運ぶゲームをやっていてわたしもやってみたい。

・2022.1.20

夜、エル・プラネタのトークで渋谷へ。オミクロンが広がってるからか人少なめな気がしたけれど、そもそも渋谷にきたのが久しぶりなのだった。小学生の頃から通学・通勤とほぼ毎日通い続けた渋谷の街がもうだいぶ遠い存在に感じる。前は渋谷はわたしの街、新宿はわたしの街じゃない、という感覚が明確にあったけれど、いまはどちらも等しく、わたしの街じゃない感じがする。

エル・プラネタは見返す度にまた違った感想が生まれる映画だなと思った。クレジット欄で「FASHION」「ART」「INTERIOR」と名前を並べていたのに気がついて、全部書き出してみた。その中の一つ、レオがずっと着ていたパーカーはOdwalla1221というアーティストのもので、ノイズとスポークンワードで超かっこいい。そこから知ったWomen’s History Museumというファッションレーベルも気になる。

・2022.1.19

取材で自分のもともとの原体験の話をして、話を繰り返す中で記憶が補強されていくのだけれど、その補強の仕方が自分に都合のいいような形になっていないか、いつも気をつけたいなと思っている。同時に、そのときの本当の自分など存在しないのだから、という気持ちもある。

足の指が霜焼けでぷくぷく腫れてしまって恐竜の足みたいになってしまった。

・2022.1.18

「スピードを落とす 引き伸ばしていく感じ」というメモがあるのだけれど、何のことだか全然思い出せない。

太田靖久さんの『犬たちの状態』をお風呂で読み終える。この間、夜イベントの帰り道にゆめさんに「今の犬、遠くからわたしを見てた」と話した時のことを思い出した。あのときのわたしはこの小説の中に出てきそうだ。なぜか犬に対して自惚れが強くって、犬はわたしのことがすごく好き、と思いがちだけれど、人間一人一人が異なるように、犬も一匹一匹が異なることに対して考えれてなかったなと感じた。

夜はB&Bで武田砂鉄さんとのトーク。ずれてずれて遠くまで。雪の日にふと昔の記憶が蘇るときの話すごくよかった。そんな話どうでもいいよと言われない場所で、言われたとしても、長い話をし続けようと誓った。横断歩道だってぎりぎりに立ち続ける。安全を意識しながら。

・2022.1.17

この間届いた『生活考察』をちょっとずつ読み進める。好きな人がたくさんだし、「失われた”雑談“を求めて」という企画に惹かれる。雑談は本当に失われてしまった。

ダウンコートがほしい!と思ってオンラインで買ったコート、絶望的にサイズが合わなくて悲しい。「大きめにきたら可愛いのでは」という浅はかな考えのせい。家にはビールをこぼしたコートとソースをこぼしたコートしかない。

・2022.1.16

少し疲れたので、携帯もパソコンも見ずにぼんやり過ごした。観る予定がまったくなかった『脱出おひとり島』というテラスハウスみたいな韓国の恋愛リアリティ番組をつけたらおもしろくて結局一日観てしまった。コメンテーターのコメントが人をいじったり馬鹿にしない感じがあっていいなあと思う。恋愛リアリティというものの存在に対して思うところはありながら、なんで気になって続きを見ちゃうんだろうか。

・2022.1.15

朝、早起きしてヨガへ。緑で溢れ太陽が差し込むスタジオが魅力的で来てみたけれど、先生もすごく素敵な方でたのしかった。ヨガのポーズをただするのではなく、その過程を大切にして一つ一つ身体を整えながら調整していくというスタイルが合っている気がする。気持ちよく整った身体にはいい空気が流れてるようで、帰り道の自転車が気持ちよかった。

豪徳寺でさきちゃんとごはん。大学生だった彼女はいつのまにか社会人3年目で、わたしもあのときから3年も経ってるのか、と驚く。私も誰かにとってずっと大学生の記憶で止まってるのだろうなと思うと、それも不思議だ。

・2021.1.14

この日の日記はme and youのニュースレターに書きました。

・2022.1.13

いらなくなった家電を引き取ってもらった。今の家に住む前、一人暮らしをしてたときに愛用してたプロジェクターを見ていろんな記憶が蘇る。夜、ベッドに寝転んでプロジェクターで映画を観てそのまま眠ってしまった日のこと、友達を呼んでみんなで『クリスティーン』を観た日のこと。

・2022.1.12

近頃お風呂上がりにストレッチを入念にすることと、朝に半身浴をたっぷりすることが功を奏してか、身体が気持ちいい。気持ちが強張っていたのは筋肉が強張っていたからなのかな? 少しずつ実験をしてみたい。気持ちいい天気で、朝ミーティングに出かける足取りが軽かった。夜は代官山蔦屋で『#しかたなくない』のイベント。会ってみたかった人と偶然会えた。ゆめさんとひさびさの俺塩食べて帰った。

母親に誕生日プレゼントとしてカシミヤのストールをプレゼントしたらとても喜んでくれて、自撮りが送られてきた。悩んだけれど、母のコーディネートを頭に浮かべて、キャメル色にしてよかった。

・2022.1.11

朝5時に起きて、久々の終日撮影。雨は残念だったけれど楽しい撮影。撮影のたびに自分が学生の時にカフェでアルバイトしていた頃のことを思い出す。空間で今何が起きているか、自分が何ができるのかを把握して、あちこちに気を配りながら、無駄がない動きをするということが著しく苦手で、ホールの仕事が全然できなかった。撮影のたびに、パソコンで仕事をしているときには感じない自分の足りなさに気付かされて、申し訳ない気持ちになる。なんなんだろうか。

夜、たまたま流れてきたAirというアーティストの『air in need of you featuring googie』というアルバムが素晴らしくって、ずっと聴いている。1970年代のジャズロックバンドで、googieのボーカルとメロディ展開に息を呑む。Spotifyのアーティストの再生回数は3000人程度だけれど、タイラー・ザ・クリエイターの2021年のお気に入りにも選ばれていたみたい。レコードも検索してみたけれど見当たらない。今年はずっと欲しかったレコードをちょこちょこ集めていきたいな。

・2022.1.10

コロナがまた徐々に広がっていて、気が気じゃない。コロナが始まって2年経って、変化した慣習がすでに当たり前になっていて、月日は簡単に人を変えることができるのだなと驚く。朝はB&Bの設営をして、クッキングパパの本を持ってふうこの家に遊びに行った。子供を産むこと、育てることについて知らないことばかりだから、インタビューのような感じで聴きまくってしまった。

・2022.1.9

朝ごはんを下北沢で食べて、適当にぷらぷらしてセカンドストリートに行った。『ブックオフぶらぶら大学』を読んでから、混沌とした中に身を置くと落ち着くあの感じについて考えてる。

夜ご飯を食べていたら、隣の席の4人家族の父親が幼い娘が駄々をこねたことに対してすごい剣幕で怒っていて、お姉ちゃんがそれをなだめている様子だった。思うところはあったけれど、隣の席とはいえ他人だから何もできない。こういうときみんなはどうするんだろう?

新代田FeverでBROTHER SUN SISTER MOONのライブ。久々の人、初めましての人、いろんな人に会えてうれしかった。コロナ以降、「こういうのは久しぶり」って毎回思っちゃう。いつかBSSMのライブをどこか広い野外ステージで観たいな。

・2022.1.8

夕方くらいまで仕事。Spotifyの「sad girl starter pack」っていうオリジナルプレイリストがよくって最近よく聴いている。名前も好き。大きな字で「DO NOT SMASH」と書かれた郵便物が二つ並んでいて、何かと思ったらFAT POSSUM RECORDSから届いたHovvdyとSam Evianのレコードだった。夜、最近買った自動調理鍋を使いこなそうと思ったけれど、なんだかまだ使い勝手がよくわからない。きたばかりの巨大なテレビで映画『スーパーノヴァ』を観た。

・2022.1.7

朝、寝起きにあまりに悲観的な考えが浮かんで、無意識で「一日 ポジティブ 方法」と検索している自分がいてうわってなっちゃう。そんなHOW TOで叶うことなんてないってわかっているのに。ちょっとしたことがあって個人的に傷ついてしまったことがあり、相手はそんなにたいしたことがないと思っている場合のすり合わせに関して考える。相手と親しい関係なのであれば話し合いたいと思うけれど、そうではない場合はみんなどうしているんだろう。

わたしはすぐにその一つの事象をきっかけにいろいろな過去の出来事を紐付けて自分自身を打ち消しにかかるところがあって、その思考の癖に気づいただけでも大きな進歩だなと感じる。

夜は焼き肉してSwitchでスマブラした。オンライン対戦がとても楽しい。

・2022.1.6

東京は朝からぽつぽつと粉雪が降り始め、気づくとあたり一面真っ白。雪が降っているときのしんとした感じがすごく好きで、あれは人工的にはつくりだせない「しん」だな、って思う。

雪のなか、フードを被ると目まわりしか出なくなるもこもこのジャケットを着て駅前の歯医者へ。これってバラクラバみたいじゃん、って思う。バラクラバ、SNS上ではよく見かけるのにわたしの生活圏内では被ってる人を見たことがない。かわくて怪しくてずるい。

年末年始と家電まわりを買い揃えていて、巨大なテレビが届いたので設置して、最近買った炊飯もできる自動調理器で米を炊いた。米は全然うまく炊けなくって、やっぱり米は土鍋なのでは、となり土鍋の検討を始めた。ご飯を土鍋で炊き始めたらコーヒーも豆から挽きたくなりそう。なんとなくそこはつながっている感覚がある。

遅ればせながら『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』をお風呂でちょこちょこ読み進めていて、その時間がすごくたのしみ。

・2022.1.5

仕事始め、青山で打ち合わせして、その後モロッコ料理のお店でランチを食べながらゆめさんとK-POPの話などをした。K-POPが好きで詳しい友達が多いけれど、わたしは全然で、推しがいる生活に憧れている。

夜、何もやる気が起きなくなってしまって、枕元の本をあれこれ手にとっても全然頭に入ってこなくて、少しずつ読んでる『スキップとローファー』だけがわたしを癒やしてくれた。

・2022.1.4

なんにもできなくって家でぐったり。

・2022.1.3

三が日最終日。今年はお正月があっという間に過ぎていく。公園で晃生とのんびりしてて、夜だれかと会いたくなってもえちゃんを誘って飲んだ。途中でたけしたくんもきて、夜道を一駅分くらいみんなで散歩して、なんだか学生の頃みたいじゃん、と眩しく感じた。もえちゃんとはそういう夜を何度も過ごしてきているな。

・2022.1.2

つくばで過ごした日。牛久大仏という地上120mの高さの巨大な大仏を見て、アウトレットへ。服は買わずに、フライパンや鍋だけ購入。郵送を承っていたのがママのリフォームというお直し屋さんで、荷物を送りたい旨を伝えると何人かのおばちゃんが手際よく、そして仲睦まじい感じで荷造りしてくれて、清々しい気持ちに。夜、東京に戻った。

・2022.1.1

元旦。朝、近所の神社で初詣。実家で甥っ子や姪っ子たちと鬼滅の刃人生ゲームをしたり、夕方はつくばに向かってカタカナ禁止ゲームをしたり。おみくじは大吉。自分に言い聞かせるように今年はいい年になりそうな気がする、と何度も呟いた。

2021年12月の日記

・2021.12.31

朝ごはんを食べに行きがてら、掃除用具を買いに100均へ。こんなニッチな掃除用具があるのか、と感動していろいろ買い込んだ。明日ひさしぶりに兄の家族に会うので、なにか買わなきゃなと商店街の和菓子屋さんへ。包んでもらっているときに、わたしはもう米寿なの、でも元気だから全然負けないんだからね、と威勢よく語りかけてくるおばちゃんは生き生きしていて、近頃疲れ気味だった身体にエネルギーを吹き込んでもらったような気がした。シンプルだけれど難しい、元気であることについて考える。わたしも元気でありたい。

5時間くらいかけて大掃除。だいぶ疲れ果てた。部屋の隅々まで見渡しながら、リビングのドアにガラスがついていたことについて意識できていなかったことに気づく。そこの場所にはすでにあるのに意識ができていなかったこと、長く共にいるのに、いるからこそ見えなくなってしまうものについて考えることが増えた。

2014年からずっと続けている、一年の振り返りと来年どういう年にしていきたいかのまとめをせっせとつくる。例年通り、7割くらいはやろうとしたことが叶えられていた。昨年書いていた来年やりたいことの一つに「日記を書き続けること」があって、今年も同じことを書きたいなと思った。

2021.12.30

どうにか運動をはじめたい2021、ということで年末に滑り込もうとパーソナルトレーニングを予約していたのだけれど、お店の前まで行ったら真っ暗で、もう年末年始のおやすみに入っていた。わたしが何か見落としてたのかもしれない。こういうことってわたしの日常ではよくあるので、気を取り直し、あいてしまった2時間を何に使うかあれこれ考える。こういう、急に生まれた時間がだいすきで、誰かとの待ち合わせで1時間くらい相手が遅刻してきたとき、ちょっとうれしい気持ちになったりもする。結局、デニーズでだらだらしていた。

のぞみん、ももちゃんとごはん。たくさん笑って、忘年会って感じだった。みんなどうしようもない日を抱えて生きているのだな、部屋に縮こまっているとわたしだけかなと思うけれど、友達に会えるっていいよねと近頃あらためて考えている。

・2021.12.29

生まれて初めて競馬した。馬がすごくかわいくって、家に帰っていろいろ調べていたら引退馬協会という活動があることを知った。近頃犬を飼いたくて、保護犬についても調べ始めているけれど、さまざまな問題が広がっていることを知って、動物の権利のことについて全然考えきれていなかったな、と自覚した。

・2021.12.28

大学の友人たちとごはん。髪の色を変えたことや服装をいいかんじにいいねと言ってくれる友人たちの、その感じがすごくいいよなと思う。婚姻制度についていろいろ話した時間がよくって、そういえば男の子も交えて婚姻制度の疑問についてここまで突っ込んで話すことって数年前はなかったなと思う。1年に1,2回おいしいものを食べに行く関係がだいぶ前から続いているけど、こういう友達との関係が自分にとって本当に大きいもので、会わない間も支えられているなと感じた。

・2021.12.27

年末最後のわたしたちのスリープオーバーの収録。終わったあと、ゆめさんと二人で忘年会をした。一杯だけ、と言っていたけど、結局夜深くまで積もり積もる話を話した。いい夜だった。こうやって終わらない話を続けるということは、自分たちにとってすごく大切なことだ。ソースをかなりダイナミックに落としてかなり自己嫌悪に陥ったんだけれど、店員さんがそのあとボトルを落としていて、「落ちやすいみたいね」と言っていてだいぶ救われた。

わたしとあなたは異なるものである、という前提について、親しい間柄になればなるほど意識的にならなくてはと近頃思う。同時に、異なるからこそのおもしろさや、こんなにも異なるのに重なることの奇跡に目を向けたい。

・2021.12.26

なんだか元気が出ない日で、いつのまにか一日が終わっていた。『ブックオフ大学ぶらぶら学部』という本を読んでいて、ブックオフの思い出がいろいろ蘇る。学生時代、お小遣いを握りしめてブックオフで掘り出し物の本や漫画がないか探すことや、TSUTAYAで「A」の列から眺めていって気になったアーティストのアルバムを借りていくのがなによりの楽しみだった(たしかThe Apples in StereoやAshはそれで知ったバンドだったな)。選書が光るお店もだいすきだけれど、ブックオフのようないい意味で秩序のないお店は、日常で接しない本のタイトルが飛び込んできて、自分が透明になったような気分になる。どこかの街に行ってブックオフに立ち寄りたい。

・2021.12.25

朝、下北沢をぶらぶらして寄ったBookshop Travellerという本屋さん、はじめて行ったのだけれど棚貸しもやっている本屋さんで、だからこそ棚ごとに異なる色があって心地の良い混沌さがあってとてもたのしかった。レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』、ポール・オースターの『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』を買った。

渋谷で『語りの複数性』展。物事や感情などをどう受け取りどう表現するかは人それぞれだということ、頭ではわかってるはずなのに思った以上に想像できていなかったことにはっとさせられる。百瀬文さん、山本高之さんの映像作品のことずっと考えている、まだまとまっていなくて、また書きたい。紗織ちゃんの作品、五線譜に包まれると音楽が聴こえてくるようで、窓の向こうには渋谷の喧騒が広がっていてそのコントラストもよかった。

夜、冷蔵庫を買おうと思って家電量販店に行ったけれど、お目当ての冷蔵庫が在庫切れで、なぜだかNintendo Switch買って帰った。

・2021.12.24

クリスマスイブだ!ということでケンタッキーに行って、ブックオフに行って、夏の写真を現像した。

・2021.12.23

me and youで開いた、ささやかなオンライン忘年会。She isで行っていたShe is meetingを思い出す時間で、はじめましてだけれどはじめましてじゃないかんじ、場所が離れていても、年齢も職業も違っても、部屋と部屋が繋がっているからか親密な空気が生まれるかんじがひさしぶりで、愛おしかった。

2021.12.22

昼ごはん、下北沢でゆかさんとカレー。いろいろ話しながら、「アソートとコースが好き」ということを自分で話していて、ああそうなんだと再確認した。アソートは選べる楽しさがあるから好きなんだけれど、コースは選ばなくて済む楽さがあって、どちらもそれぞれの良さが最大限発揮されてるから好きなのかな?などと考えた。

鍋の季節、常夜鍋がおいしすぎて毎日これでもだいじょうぶだなと思いながら、名前通りのことを思ってしまったことになんだか悔しくなった。

・2021.12.21

メディアのデザイン、すごくいいものになりそうでどきどき。疲れていたのに、一気に疲れが吹き飛んで帰り道の足取りも軽く、紀伊国屋で一番食べたいものを買って自分を癒やした。

・2021.12.20

取材や収録でばたばた。

・2021.12.19

朝抜けに同居人とGaragebandで適当につくった曲が絶妙におもしろくて、腹を抱えて笑い転げて、着信音にした。

夜、あゆさん、花月さんとHomecomingsのライブを観て、ごはん。二人とはまだ出会ったばかりだし、年齢も違うけれど、なんだか昔からの友達のように感じる。ひさしぶりのHomecomingsのライブはあたたかくって、福富さんがMCで話していた話がとても心に残った。やさしい人でありたい、わたしも。

この日記を読んでくれている方がたまに感想を教えてくれて、それがとても照れくさくて、代えがたいほどうれしい。

2021.12.18

昨日まで心に暗闇が広がり息苦しさがあったというのに、生理がきた途端に優しい気持ちが急激に広がって、ああ本当にホルモンに翻弄されているなあと思う。高校生の頃から、生きていける気がしない、と、生きるのってすばらしい、を一ヶ月の半分半分行き来し続けている。PMSに悩み続けはや15年、前と比べたらだいぶよくなったと思いこんでいたけれど、今回はきつかった。やっぱり波があるのだな。

夜のトークイベントに向けて、日中、映画をみながらあれこれ調べものをしたり、考えたり。その時間がすごくよくって、こういう時間が自分にとって癒やしなのだと気づいた。

下高井戸シネマでグレイ・ガーデンズのトーク、緊張したけど自分たちらしく話せてたのしかった。きみちゃんやグッチーズさんの優しさに心がほだされる。それぞれの場所で活動している個人や小さな団体に力をもらう日々。ここ数年、特にその繋がりの尊さを強く感じる。

2021.12.17

いかにも師走、あまりにも慌ただしく体力が持たない、日記も簡素になっちゃう。隙間をぬって、恵比寿で折坂悠太さんと青葉市子さんのツーマンライブ『漁火』。つかの間の幻みたいだった。恵比寿のきらきらのなかを駆けながら、頭のなかで歌声がリフレインしていた。家に帰り、お風呂でINAさんの『つつがない生活』を途中まで読んで、よすぎてちょっと泣いちゃった。

・2021.12.16

この日のことはme and youのニュースレターに書きました。

・2021.12.15

考えの余地があるときに悲観的な想像で埋めてしまう癖があって、またあれこれ落ち込んでしまった。だめだなあ。夜、写真美術館でエル・プラネタの試写。母と娘の関係、着たい服を着ること、社会からこぼれおちてしまう状況、いろいろグレイ・ガーデンズと重なった。央子さんとハルさんのトークもすごくおもしろかった。アマリア・ウルマンのことがすごく気になって、しばらく彼女のことを考えてしまいそう。

・2021.12.14

間違えて窓を開けたままにして寝てしまったせいで震えながら起きて、熱出した。わたしは何をやってもだめだな、というモードに入り込んでしまってなかなか抜け出せない。なにかのせいにしておきたいから、寒さのせいだということにしておく。

・2021.12.13

ふと思い立ってひさしぶりに髪を明るくした。夜は下北沢で飲んだんだけど、酔っ払って何を話したのかほとんど覚えていなくて、こういうのもひさしぶりにいいよねと思う。

・2021.12.12

晃生とかおるさんと三人で世田谷美術館でグランマ・モーゼス展。日々の暮らしやまわりの人のことを大切にすること、いくつになっても始められるということを思い起こさせてくれる素敵な展示だった。絵を描きたくなる。一時期ボードゲームやカードゲームにどっぷりはまっていた時期に買ったカードゲームをいくつか持っていって、カフェで延々やっていたら夜になっていた。ゲームやってると余計なことをすべて忘れてリラックスできる。ニムトは本当にたのしいから年末またやりたい。

・2021.12.11

マッサージでいろいろと憑いてしまったものがすっかり落ちた気分。明日のアーを見るために、大鳥居へ。道端の「振替納税推薦の町」の表記と、なんだかぐっとくる公園が忘れられない。明日のアーを見ると年末を感じるようになった。面白かったし、すごく笑ったのだけれど、いくつか気になるネタがあって、終わったあと考え込んでしまった。いつか大北さんに聞きたい。帰りに飲んだ鉄板ジョニーというお店は安くておいしかった。

・2021.12.10

朝、白湯を飲んで身体をあたためるのがいいよと聞いてやってみたらすごくよかった。早起きして、近所を冒険。野道をかきわけ、気分的にはだいぶ登山に近い感覚。わたしの同居人はよくこんな道を見つけるな、と思う。夜は前の会社の同僚たちと会ったりした。ちょうど去年の今頃、会社辞めること決めたんだっけ、とか思い出した。

・2021.12.09

撮影があったから、大好きな古着屋さん、梅ヶ丘のscholeで買ったレースのワンピースをおろした。スカイブルーのキルティングがもちっとしてて身体中が守られている感じ。愛さんがscholeのことを書いていた記事も読んで、ますますお店のことが好きになる。取材、銀杏並木が美しかった。去年のこの時期ってまだイチョウって咲いてたっけなあ。枯れてたような気もするけれど。

昨日から胸のあたりに蕁麻疹のようなできものができてしまい、夕方には手や足にも広がってしまって数ヶ月前の帯状疱疹を思い出してしまった。身体が先か心が先かわからないけれど心の調子もよくなくって、やばいなと思っていたけれど心のほうは同居人にだいぶ助けられた。ぼんやりするとすぐに自分という存在がなにもない、あまりにも取るに足らない存在なのではないかという考えに落ちていってしまう。自分って最高、って思える日もないわけではないのだけれど、自信を保つのって難しい。何歳になってもこういうことで悩み続けてる。

そんな気分だったから母親からの連絡につらくあたってしまい、即座に謝ったら、「いいわよ、わかってるから」ときて、電車の中でちょっと泣いた。

夜のインスタライブ、Snow Shovelingの中村さんとおしゃべり。束の間だったけれど元気出た。

・2021.12.08

打ち合わせ3本、その後もかなり集中して仕事できた。いい感じの日。

あまりにも美しく整った世界、一つの考えに統一された世界よりも、複雑さや混沌と渦巻いているような、そういう感じの方を見ていきたいよなあとなんとなく思った。きれいごと、みたいな世界に触れると歯痒い気持ちになる。わたしもそういう部分少なからずあるのだろうけれど、なるたけそうなりたくない。新井英樹の「ひとのこ」を読んだ感想はまだまったく言葉になっていないのだけれど、そういうことを最近ずっと考えている。

・2021.12.07

年末はいつも調子を崩している気がするけれど、今年もなんだかこの季節はぼんやりしてしまう。打ち合わせで昔したアルバイトの話、eスポーツの話をした。なかなか遠くへ行きづらい日々の中で、画面と向き合っているときの方が遠くへ行けることがある、ということに毎日驚いている。そんなことを考えながら帰った夜、テレビで日本で初めて電灯がついたときの様子が描かれた絵を見た。その眩しさに卒倒した人もいたという。1882年、今からたったの139年前だ。わたしのひいおばあちゃんは、わたしがまだ幼いときに103歳で亡くなった。いつも鳩サブレをくれてたひいおばあちゃんにいまの生活の話がしたい。

トスカーナのUNTOというブランドのオリーブオイルをいただいた。デザインかわいい。使うの楽しみ。

2021.12.06

引き続きあまり調子がよくなかったけれど、夜あったかくしてごはんを食べたらわりと解決した。

・2021.12.05

昼間、バスに乗っていたら急に悲しくなってきて、本屋に行って店から出た瞬間に涙が溢れて、声をあげて泣いてしまった。こういうとき、悲しみが悲しみを呼んで、そのへんに落ちている悲しみも全部引き連れているような気分になる。迷惑をかけていると思うけれど、まわりのひとに本当に助けられている。夜には回復して、サイゼリヤでたらふく食べていい感じだった。

・2021.12.04

今日一日、服屋さんなどを巡っていたときのこと。店員さんと他愛のない話になって、「会社をやっている」という話をしたら「女性なのにかっこいいですね」と言われ、「セール品に弱いんですよね」という話をしたら「女性らしいですね」と言われた。決して馬鹿になんか一ミリもしていない笑顔で。無邪気だって罪である、と思うと同時に、ここで小さく争うことがいいのかわからず笑顔を返す。「なんでそう思いますか?」と聞くこともできたのかもしれないけれど、未だにどうしたらいいかわからない。自分も過去にこういった言葉を投げかけたことはあると思うから、なおさら。

本屋さんですれ違った人が言っていた「私たちの時代は左利きを直すのが当たり前だった」という言葉を思い返す。9割の人が右利き、1割の人が左利きだと記事で読んだ。社会が右利きに合わせて作られているということもそうだけれど、マジョリティである右利きに合わせるように「矯正される」ことの苦痛を想像してぞっとする。小学生の頃、左利きの人が特別でかっこよく感じて、自分も左利きにならないか練習していたことがある。そのときのわたしは、左利きの人が抱える苦痛を考えてはいなかったと思う。自分の当時の行動も無邪気でぞっとするけれど、一つ一つ立ち返って考え続けたい。

コスメキッチンで買ったgiovanniのシャンプーが最高、シャンプーを変えるとなんでこんなに世界が変わって見えるんだろう。

・2021.12.03

とてもありがたい撮影でカラオケへ。楽しかった。

ここ数日ぼんやりと考えているのは、なぜ複数の人が集まったときに「ノリ」のようなことが発生しがちなんだろうということ。ノリという言葉がいいのかわからないけれど、例えば決まったタイミングで決まったことを言うとか、お決まりの言葉とか、同じポーズをするとかそういうのが幼少期からずっと苦手で、上手にできなかった。大人になったらこういうのはなくなるだろう、と思っていたけれど、ふとした瞬間にそれは現れ、ああ無理だ、となる。ときには結束感をもたらすものにもなるから、そこにノレないことは疎外感にもつながっている。こういうことで老後も悩んでいるのかなとか考えていた。

・2021.12.02

この日のことはme and youのニュースレターに書きました。

・2021.12.01

あまりにもきれいな夕焼け、思わず写真を撮りたくなって携帯を取りだすちょうどそのとき、目の前の人が同じように写真を撮ろうとしていた。そのまま道を歩いていくと、どうしても動かない意固地な犬に困って笑う人と目が合い、この街のことやっぱりなんか好きだな、となった。

ゆめさんと一緒に、She isのときにもお世話になったメディテーションスタジオmedichaさんへ。携帯もPCも開かず、何かを読んだり見たりすることもなく、ただそこにいる自分自身と静かに向き合うことができる。4つの空間にわかれていて、初めは真っ白な空間と暗闇の空間を自由に行き来する時間、そのあとにドームのような空間でオーディオプログラムを聴き、最後は茶室のような空間でお茶をいただきながら気づきを書き残すという流れ。マッサージにも近いのだけれどそれとも違っていて、少し疲れている誰かを誘っていきたくなる不思議な場所。

下北沢でLaura Day Romanceのライブを観た。ひさびさのベースメントバー。花月ちゃんのまぶたが光って輝いていた、きらきらした楽曲たちに元気もらった。

Playlist(2021/11)

1.Handsome Man / Wednesday
2.Sweat Forever / Lily Konigsberg
3.Underneath / Wednesday
4.Particle Mace / Aye Nako
5.Saturday Morning Doze / Ernest Hood
6.Blue Motel Room / Joni Mitchel
7.In the Room / Tara Clerkin Trio
8.Sleep Away Your Troubles / The Softies
9.Monk’s Robes / Deradoorian
10.Ada Road / MAVICA
11.This is Not Who I Want to Be / Joanna Sternberg
12.Go / Yowler
13.Under Control / The Strokes
14.Leave You / Midnight Sister
15.Places We Won’t Walk / Bruno Major
16.Thoughts in My Mind / Donnie&Joe Emerson, Eldon
17.Shalala / Moses Gunn Collective
18.The light behind my eyelids / 玉名ラーメン
19.Waving(Edit) / Mild High Club
20.Summer Rain(feat.Jazmine Sullivan) / Leon Bridges, Jazmine Sullivan
21.Moment26 / SAGOSAID
22.Speedy Ortiz / Speedy Ortiz
23.Blue / Camp Cope
24.Blue / Sweeping Promises
25.Seahorse / Horsey, King Krule
26.Song of Injured Love – Remastered / Gabor Szabo
27.Gold Day / Sparklehorse
28.Slow Down Babe / Freak Slug, Dwyer
29.Wet Dream / Wet Leg

2021年11月の日記

2021.11.30

昼に、大学生の方から卒業制作に関するヒアリングを受けて、それからずっと「社会」という言葉が指すものの大きさについて考えていた。なんとなく使ってきたその言葉について、ふんわりとしたイメージしか持っていないことに気づく。誰かが「社会」という言葉を使うとき、どういったイメージを描いて使っているんだろう。以前「死」という言葉についてどのような印象を持つかという話をしたときのことを思い出した。何気なく使っているその言葉が本来どういう意味を持つものなのか、それとは別で、いまの自分や相手にとってはどういう意味を持つものなのか。両方から考える必要があるのだろうなあとぼんやり考えた。

2021.11.29

もやっとした感情が湧いた瞬間があったけれど、石井ゆかりの2022年の星占い(牡羊座)に「2021年11月から2022年3月頭までは素晴らしいチャンスの季節」「この時期大事なのは、決して自分を他人と比べないこと」と書いてあったことを思い出し、一瞬でもやが消える。あまりにもすっと消えたのでびっくりした。もやつきとは何なのか。

この間話していたときに、やまだないとの『西荻夫婦』という漫画の「一人になると二人を感じる よかった まだ わたしたちは他人だ」という言葉を思い出して、読みたくなったけれどどこにも見当たらない。高校生のときに読んでからずっとこの言葉が頭に残っている。フィールヤング大好きでいろいろ読んできたけど、当時はどういう感覚で読んでいたのかな。

2021.11.28

レンナさんと一緒に、ひろみちゃんがPRをやってるパリのブランドBOURGINEの展示会へ。ブランドのストーリーも、ひろみちゃんとブランドとの出会いもとっても素敵で、トップスとパンツを買った。パリから届くのが今から楽しみ。ゆかさんやレンナさんとたくさんおしゃべり。身体の調子をどうしていくか、そういう話をたくさんしてるなあ最近。アークヒルズで蚤の市やってて、ポストカードを2枚買った。ヨーロッパの蚤の市に行ったみたいで、今日はちょっとだけ海外旅行に行ったような気持ちになれた。夜立ち寄った下北沢のミスドでリバティーンズかかってて、場所も相まって高校生のとき受験勉強していた頃のことを思い出していた。今日は、すごく寒い日。

2021.11.27

土曜日の朝はだいたい早起きしていい朝ごはんを食べにいく。ひさしぶりのカフェでフレンチトーストを食べた。TSUTAYAに行くとクリスマスソングが流れていて、わけもわからず浮き足立つ。ぼんやり歩いていると棚の名前に「異世界」と書いてあって、え!となったけれど「異世界コミック」というジャンルがあるんだね。「育ちがいい人だけが知っていること」という本が面出しされているこの世界に悲しみを感じて、それこそ異世界だよと思いながらぱらぱらめくってみたら「小さいカバンを持っている」と書いてあり、ちょうどリュックを背負ってたので笑ってしまった。松陰神社のthisでポルトガル展をやっていた、店員さんに買ったばかりの赤いニットを褒められて嬉しくて「高かったので…」と伝えてしまったけれど、もうちょっといい返答ができたらよかったのになんでこうなんだろう。

家に帰ると健康診断の結果が届いていて、緊張しながら開封するとだいたいA判定。心からうれしい。今日はフレンチトースト、回転寿司、焼肉と年末感満載の食事にしてしまったけれど、「一週間でバランスとっていけばいい」という話を最近聞いたので、明日バランスとる。

藤本和子さんの「ブルースだってただの唄 黒人女性の仕事と生活」を読み終わった。藤本さんの「集団の歴史をひとりひとりその身に負いながら、女たちは自らの生をいかに名づけるのだろうか」という言葉。一人の黒人女性の「わたしの権利を尊重してほしい、あなたの権利も尊重しよう、ということです」という言葉が忘れられない。斎藤真理子さんのあとがきも素晴らしかった。

2021.11.26

栄養偏りすぎな気がして、いかん、と思って定額制パーソナルフードのGREEN SPOONを試してみようと思い、さっそく届いた。簡単なアンケートに答えると、自分にぴったりのスムージーとスープとホットサラダが届く。食べてみたら超おいしかった。値段は高めだけれど、ごはん作る気力がなくてUber Eatsでついついジャンクなランチを食べるよりかは安い。

夜はケイと下北沢でごはん。たくさん話した。話したり聞いたりしながら、ああわたしはこういうことがやりたいんだなあ、とぼんやりしていたものの形が見えてくる感じがして、書き出すことも必要だけれどこうやって話すことも同じくらい大切だなと感じた。

2021.11.25

昼、まりなさんとゆめさんと新宿でごはん。暮らす場所の話。学生でも会社員でもないから、たとえばふと思い立って明日からどこか遠くで暮らす、ということも思い立ったらできるけれど、いま暮らしている場所はいまの自分や自分たちにとって心地よい場所だからここにいて、いつかそれが変わってきたとき、突き動かされるようにどこかに動いていくのだろうな。

ゆめさんと打ち合わせしつつ、最近考えていることをいろいろ話した。日々を積み重ねていく実感のために、家事や日課が存在しているように感じる。歯を磨くこと、ごはんを作ること、洗濯をすること、お風呂に入ること、眠りにつくこと。その一つ一つのルーティーンが、次の日に移り変わっていったことを感じさせてくれて、なんとかやれている。一日がだだっぴろく広がっていなくてよかった、切れ目があってよかったと思う。

夜、ロイヤルホストでごはんを食べながらお風呂の話で盛り上がったから、家に帰って改めてゆったりお風呂は最高だなと思いながら湯船に入っていたら、部屋の犬のぬいぐるみが消失した気がして急に不安になり、「ぬいぐるみ 部屋から消えたら」で検索したらいいのだろうかと考えていて、いくらなんでも検索に頼りすぎだなと思った。

2021.11.24

気持ちが揺らぎがちになっていたけれど、ベンチに座ってとっても愛でられている犬を見ていたら気持ちが安らいだ。なんでこんなに安らぐのかな?と考えていたけれど、愛でられている人間を見る機会ってそう多くはなくって、わしゃわしゃされて気持ちよさそうな顔をしている犬と、幸せそうな表情を浮かべる人間が交わす、嘘のない愛情の交換が見れて、何かを信じたくなる気持ちになれるからなのかもしれない。あすかさんとランチ、短い時間だったけれどすごく大切なことをたくさん話した。

2021.11.23

取材後、表参道へ。みてぃふぉさんに四柱推命で占ってもらったらわたしは「庚」という運勢で、激動の運勢らしい。大きいことをするには39歳からの3年間がよいという話、39歳、遠いようであと6年。気づいたらなっているんだろうな。食べ物が酸性に偏りがちになるから、アルカリ食品をとったほうがいいらしい。アルカリ食品てなんだろ。そのあとSKWATで川谷光平さんの展示を観た。夜、昨日に引き続き、自分の悪い癖がはっきりと浮き上がったような出来事があって、落ち込んでしまった。

2021.11.22

親と揉めてしまった、くだらないことで。電話で話して、ああそういうことだったのか、と解決した。何気ない一言って思わぬ方向で受け取ったり、受け取られたりする。このことについて何度も考えてきたはずで、頭ではわかっているはずなのに、体がうまくいかない。どうしようもない気持ちで後で謝った。

ある人から、夢にわたしが出てきた話を聞く。夢に出てくるのって、言葉にできないうれしさがあるなあ。

2021.11.21

上野動物園のお店でごはん。年越しどうするか、なんて話をして、もう年末がきたんだなと感じる。上野公園の広場に差し込む光も、年末感が漂う。あれもこれも見る度に「年末だなあ」と声をあげそうになってしまった。ゴッホ展を観ようかなと思ったけれど完全予約制で入れず、散歩してかっぱ橋の道具街に行ってみた。日曜日だからお店は半分くらいしかやっていなかったけれど、道具を眺めるときにしか得られない心地よさを得られた。鍋を新調したい。

近くで酉の市がやっているっていうので覗いてみた。「こんなふうに人が集まるなんて本当に久しぶり」と胸を弾ませる人と次々すれ違う。日常って、どこかのタイミングで手をたたいてぱんと切り替わるのではなく、こういうふうになだらかに変化していくものなのだな。その変化になんとなく、空気を読んで合わせている、合わさっている自分に不思議さを感じる。熊手を買ってみたいと思ったけれど、混み合いすぎていてどうしたらいいのかわからなくなってしまい、そのままじゃがバターを食べて帰った。

夜はゆったりして、ずっとつくりたかったモヘアのマルチカラーのベストを写真を見ながらなんとなくイメージでつくりはじめている。ドイツの女の子から送られてきていた手紙に返事を書いた。

2021.11.20

前日飲みすぎていろいろ荒れていたので、昼ごはんにちょっといい中華を食べた。中国茶に癒される。右も左もとっておきの食事会が開かれていて、みんな嬉しそうな顔を浮かべていて、すごくいい気持ちに。みんなでビーズを持ち寄り、つくる会にちょこっと参加。あかねちゃんの美しく整理されたビーズケースに感化されて、次回はお気に入りのビーズをぎゅうぎゅうに詰めたビーズを持ってきたい。黙々と手を動かし、話すといえばビーズの話で、こういう純度の高い時間って大事だなと感じた。

少しずつ読み進めていた永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』を読み終えた。数日前にスーパー銭湯の湯船で考えていたことが気持ちよく回収されていく感じですごく安心する。わからないことをわからないまま考え続けたい。

2021.11.19

この日のことはme and youのニュースレターで書きました。

2021.11.18

数日前に話の中であがっていた人の名前が出てこなくって、その人に関連するキーワードをありったけ思い出して検索する。わたしが記憶力が著しく悪いのは、物心ついた頃から検索と共に生きているせいなんじゃないかと本気で思う。大学の時に友人に「検索のマキ」と言われたことがあるくらいだ。Wi-Fiがなければ魅力が半減してしまいそうで悲しい。

2021.11.17

夜の取材、3時間くらい話していたけれど話し足りず。わたしが横断歩道を待っているときに車道ぎりぎりに立っていたときの話をされて、なぜか「人間より車がえらいわけではないことを現したいというか」と言ってしまった。今週うまく喋れない週だ。

2021.11.16

いつかの代休として、午後は休んでスーパー銭湯へ。たくさんのお風呂やサウナが並ぶスーパー銭湯が大好きで、そこに書かれている説明文を読んだりするのも好き。ここは週替わりでアロマを変えるタイプの銭湯ね…なんて考えているとそれまで悩んでいたいろいろのことがどうでも良くなってしまう。湯船のなかで、決まりきった定型文やお決まりの話が楽しく感じるときもあるけれど、どこに向かうかわからないような、答えがない話を延々と話せる相手を愛していきたいなと考えていた。

2021.11.15

落ち込みやすいことに落ち込んでしまう月曜。小さく傷ついたり嫌な気持ちになったときに、相手に伝えるべきなのかどうなのか悩むときがある。悩んでいる間に、自分が傷つけたり嫌な気持ちをさせてしまった出来事が一気に思い出されて、声を出して「うわ」と言ってしまった。こういうときにみんなはどうしているのだろう。

小さなことだけれど、毎日こうやって日記を書いたり、本を読んだり、勉強したり、自分のためのtodoリストを一つずつチェックしていくことだったりに随分と助けられているみたい。

夜はすごくうれしい、気持ちが上向きになる打ち合わせ。いいものが生まれそうでどきどきする。

2021.11.14

なおみの結婚式。彼女とは大学卒業して仕事を始めてからますます気が合うようになったと思う。頻繁に会うわけではないけれど、20代の頃、毎日深夜まで仕事に明け暮れているとき、彼女も同じように仕事に明け暮れていて、あれこれいろんな違和感を共有できてすごく救われてきた。想いが強くて人思いな彼女らしい結婚式だった。ひさびさの大学の友人たちとのこの感じもいつぶりだったかな。

2021.11.13

近所の喫茶店でサリーちゃんとモーニング。ほとんど初めましてだけれど、共通の友達の話や世田谷の話であっという間に時間が過ぎ去った。彼女のzine『ONLY CHILD CLUB』を読んでいると中高生のときにいいなと思っていた感じが自分の原点であることを思い起こされる感じがあって、何か始めたくなる。元気をもらった。豪徳寺の古着屋「Gould」の話をしていて、行きたくなってそのあとGouldへ。電気が切れてしまったようであいていなかったけれど、外からじっと見つめてたらいれてくれた。L.L.Beanの深い緑のコーデュロイのワンピースと、パーティの時のキラキラみたいなのが織り込まれた赤いニットを買ってうれしい気持ち。

夕方から二子玉川のセルフサービスフレンチルナティックでもえちゃんの送別会。ゆめさんもちょこっと来てくれた。多摩川沿い、夕焼けが最高にきれいで向こうに富士山みたいなの(違うかも)も見えた。スナックで歌ったりして最終的にもえちゃんちになだれこみ、学生の頃みたいな夜だった。

2021.11.12

朝、あまりにも快晴で青空に浮かぶ誰かの家の柿の木のコントラストが美しくて、思わず写真を撮った。区役所に行って住民届の変更、「未届の夫」と書いて提出。「これから婚姻届を出す予定はありますか?」と聞かれて「ないです」と答えると不思議そうな顔を浮かべられてしまった。「生計が同一のため、と書いてください」と言われ、記載。制度って知らないことだらけだ、ほんとに。

夜、柏井さんの事務所でみんなで飲んだ。いつかのNEWTOWNやCROSSING CARNIVALの打ち上げの夜を思い出した懐かしい夜。ずっとYouTubeで柏井さんセレクトのYouTubeのプレイリストが流れていて、「お客さんが楽しそうなライブ映像だけ集めたプレイリスト」らしい。BGMに流れるOasisのWonderwallも相まって懐かしい夜が完成していた。

2021.11.11

健康診断。いつもはテレビが流れていて、雑誌が置いてあるのだけれど、コロナ禍だからか雑誌もなく、テレビには子宮頸がんの啓発映像がずっと流れている。より精度が高い液状処理細胞検診というのを映像で知って、そっちにした。前職のときにも使っていた清潔で整えられているこの場所での健康診断が好きで、退職して自由に選べるけれどやっぱりこの場所にしてよかったな。終わったあと、ロイヤルホストでオニオングラタンスープと食いしんぼうのシェフサラダを食べた。

ゆめさんと会議して、おみゆさんとインスタライブ。時間の話をしていたけれど、この時間もたった30分とは感じられない時間だった。コメント欄の書き込みを見ながら話していると、知っている人、知らない人、みんなで集まっているような姿が頭に浮かぶ、こうした新しい時間の共有の仕方が生まれるたびにわたしたちは常に新しい時間の流れ方に適応しているのが不思議に感じる。

2021.11.10

昼間、久しぶりにオオゼキに行った。『長い一日』を読んでからオオゼキのことをたまに考える。近所の小さなスーパーで済ませていたけれど、いつもお馴染み食材ばかりで、旬の食材が並ぶ様子を見るだけで新鮮な気持ちになる。やっぱいいよねオオゼキ。台湾のまぜそばみたいなの買ったけどおいしかった。ごはん食べた後、隣の部屋で寝っ転がったら窓から見える空があまりにも広く美しくて、見とれていたら一瞬でぐっすり眠っていた。

2021.11.09

収録で六本木へ。イルミネーションが眩しかった。

2021.11.08

家から一歩も出てない日。なかなか疲れがとれない。

2021.11.07

代々木公園に行ったら大量の人でびっくり。砧公園はこんなに空いているのに。代々木公園のカラスは凶暴だ。以前はハンバーガーをとられて逃げ回ったことがあった。その後、おじさんが助けてくれたのだけれど、カラスがそのおじさんに仕返しをしていて申し訳なかった。今日は自分たちがいた場所の頭上にある木の枝に止まって、実なのか、フンなのかわからないけれど、なにかを落としてきてかなりタチが悪かったな。そうでもしなきゃ生きていけない過酷な環境なのだろうなと思うと胸が痛む。砧公園のカラスは水浴びしたりぴょんぴょんと飛び跳ねて歩いてたりかわいいねと言うくらいなのに。そういえば荻上チキさんがラジオで「鳥たちの会話を聞く!シジュウカラたちが使う言語・文法の謎を追え~京都大学・鈴木俊貴さんの研究報告」っていうのをやっていて、それがかなり面白くて。シジュウカラも地域によって「方言」があることを知ったのだけれど、カラスの言語・文法、地域性について知りたい。

夜、前職で同僚だった人たちとひさびさ会っておいしいごはんをごちそうになって、あれこれ話して、帰宅。よだれ鶏のたれ、ほしい。

2021.11.06

朝、ひさびさに早起きし自転車でモーニングを食べに。ずっと気が張り詰めていたし、二日間家から一歩も出ていなかったから、秋晴れが眩しくってなんだか泣ける。自転車で走っているとなんだかのろのろしていて、タイヤを見るとふにゃふにゃで、え、これどうする…?となる。朝早すぎて自転車屋もやっていないし、「もう、帰ろうか」となって、せっかくの素敵な気分が崩れ落ちてとぼとぼ帰ろうとしたら、初めて見た自転車屋が道沿いに現れ、空気を入れてもらうことに成功した。あまりにもナイスタイミングで現れたから「神がいまここに自転車屋置いてくれたのかな?」と言ったら「前からあったよ」と言われた。

クロックムッシュとアイスコーヒー、多摩川を自転車でぶらり。そのまま二子玉川を散策。いい気分だったのに、前から歩いてきた男性に勢いよく肩でぶつかられる。人生においてあまりにぶつかられる経験が多すぎて、あまりにも多いので「とろいわたしが悪いのか?」と思ってきたくらいだけど、わたしも避けようとしてるわけだし、とろい部分もあるとは思うが、明らかに舐められてるんだと思う。おばあちゃんに道を聞かれやすいのはいいけど、男性に肩でぶつかられやすいのはすごく嫌だ。武田砂鉄さんの『マチズモを削り取れ』でちょうど「歩くことの恐怖」について触れられてて、それそれ、となった。

2021.11.05

me and youのクラウドファンディングをお披露目。今週ずっと気が気じゃなかったけれど、無事公開できてすこしだけ一息つけた。このことについてはまた追って別で書きます。

2021.11.04

大事な公開の前日なので、ひたすらに作業していた記憶しかない。

2021.11.03

早起きして髪を切りにいった。髪がボワボワに膨らみやすく、朝起きるとライオンみたいになって困っているので、ボリュームダウンのパーマをかけたらすっきり。美容師さんには暗闇ボクササイズめっちゃいいよと勧められる。わたしのような感じのテンションの人もEDMに合わせてちゃんとできるのだろうか。祐天寺や学芸大学のあたりをぷらぷらして、ごはん食べて帰宅。SEINでmixCDを買ったりした。調子がいい一日だった。

2021.11.02

大事な発表が控えているからかずっと緊張感があり、夕方くらいになるとなぜだかわっと疲れてしまう。ここ最近の疲れはやんわり疲れているというよりかは、なんだか重たいゼラチンのようなものに包まれているようなはっきりとした疲れだ。体力つけたい。やっぱりパーソナルトレーニングがいいかな。最近できたばかりの店に夕飯を食べに行ったら、おいしかったのだけれど、途中からその重たいゼラチンが猛威を振るい、なんにもしゃべれなくなりぐったりしてしまった。場所に存在している「気」をダイレクトに受けやすく、今回は一番苦手な「騒がしい」に「窓がない」「地下」などが加わってKOされてしまった。その店が決して悪いわけではないのだけれど、こちらの問題で苦手な店が多くちょっとかなしい。家に帰ってdusterのレコードを聴いたら気持ちがすっかり復活した。

2021.11.01

朝、テレビで「若い世代ほど自民党支持」ということを伝えていて、そうなのか、とびっくりした。自分が存在している場所で話されていることは、日本の多くの場所で話されていることとは違うのだろう、ということを突きつけられる。「「投票に行こう!」という呼びかけは誰に届いていないのか?」「リベラル派の声、ツイッターで広がらぬ理由は 保守派のほうがマメ?」などの記事を読んで、なるほどなあとなる。朝からずっとLINEで親と政治の話をしていた。ここ数日いつものごとく政治的思想の食い違いでやや気まずい空気が流れていたのだけれど、そもそもなんでそういう考えなのか?ということをやりとりしていくと、思わぬ理由が潜んでいたり、実は考えが一致する部分もあったり、考えは違えど共有できる部分が見つかったりして、すごくおもしろかった。なぜそのような考えに至ったのかを知っていくことで見えるものの多さ。誰にでもそうした話が聞けるとは限らないけれど、考えが違ったとしてもなぜそれに至ったのかを知ろうとすることは忘れないようにしたい。今度実家に帰ったらもっと詳しくヒアリングしたいな。

2021年10月の日記

2021.10.31

朝、早起きして投票へ。そのあと朝ごはんを食べて、雨が降ってきてから体調が悪くなってしまい、ボーナストラックに行く予定がかなり遅くなってしまった。こういうときは誰ともうまく喋れなくなってしまう。そんななかで会う人みんなすっごく優しくって、力をもらった。本当はTABFにも行く予定だったけれど、諦めて帰宅。徹底的にゆったりして過ごした。

夜、選挙のニュースを見ていたら、京王線で刃物を振り回し火をつけた事件。小田急の事件を参考にしたみたいで震える。重体の方は大丈夫だろうか。そこに居合わせたすべての人も。「死刑になりたかった」。こうした事件が起きるということと、政治は決して無関係ではないと思う。

寝るまでTBSラジオをずっと聴いていた。近頃荻上チキさんのラジオをずっと聴いている。ゲストは武田砂鉄さん、安田菜津紀さん、町田彩夏さんなど。ジェンダー問題、ウィシュマさんの問題、トランスジェンダーへの差別発言、技能実習生の問題などについてばっさりと切り込んでいて気持ちよかった。町田さんの言葉も力強かった。自民党の議席がもっと減ると思っていたのに全然で、維新がめちゃ増えてて、野党共闘、結構いけるのではないかと思っていたのに全然で、やや落ち込んでいたけれど、ここからまた始まるのだなと思う。学び続け、できることをやっていきたい。

2021.10.30

me and youの手作り冊子を納品しに、下北沢のボーナストラックへ。これまでゆめさんとやっていた日記文通にハサミとノリを使ってあれこれコラージュをして、それを印刷して貼り合わせた冊子。最後、表紙を貼り合わせる作業をして、納品。手に取ってくれる人たちが目の前にいるということ、そうしたことでしか得られない気持ちはたしかにある。お店をやっている人には敵わない、とたまに思ってしまう。知り合いがいっぱいいて、ビール飲んだり、アイス食べたりして、だらだらした。こうしたイベントにも全然参加していなかったから、ちょっと歩くと知人に次々と出会う感じが新鮮だった。家に帰って体力が落ちているのかぐったりして夕方の変な時間に眠ってしまった。

2021.10.29

夜、代官山ヒルサイドテラスでエマさんとのイベント。先生のお話がとてもおもしろくって、あっという間に2時間たった。韓国の本や映画や音楽、ファッションなどの文化はどれも自分の生活の中でとても身近な感じで存在しているけれど、彼女たち・彼らがどういった姿勢で社会における問題と向き合っているのかはまだまだ知らないことばかりだし、ちゃんと学んでこれなかった日本と韓国の関係についてもこれからもっともっと勉強しよう。イベントは進行面で反省が残るので次に繋げていきたい。オンラインではないイベントが久々だったから、久しぶりに会う人、はじめて対面で会えた人などとも話せてうれしかった。

2021.10.28

仕事でばたばたの日。

2021.10.27

収録で六本木へ。現状の婚姻制度について何が問題で、何が自分にならできるのか、自分の言葉で話せるようになった、そういうことが少しずつ増えていっている気がする。みんなで選挙の話などをした。帰り道、糖分が足りなくて歩けなくなり、カルディで買ったチョコレートを食べながら帰った。

2021.10.26

体調が優れず全然起きれなかった。身体に疲れがへばりついている感じ。土日はやっぱり休まなきゃだめだな。夕方、取材。帰り道に「隠なのか陽なのか」という話をして、人々はどちらの要素もあるけれど、隠入りの陽、陽入りの隠があるんじゃないかという仮説。わたしは隠入りの陽な気がする。夜、寿司を食べながらNetflixで「グウィネス・パルトローのグープラボ」という番組をなんとなく観る。霊視のワークショップ?のようなのをやっていた。ロイヤル・テネンバウムズにも出ていたグウィネス・パルトローが今グープというブランドをやっていて、かなり破天荒な動きをしていることを初めて知って興味深い。

2021.10.25

日記文通をまとめたzineをつくるためにゆめさんちへ。月見はわたしのことを理解しはじめたのか、近寄ってきてくれる。うれしい。夜になるにつれて急に寒さが増して、急激に体調が悪くなってタクシーで帰宅。お腹が空いて疲れてて寒いと人はだめになるみたい。

2021.10.24

昼は仕事。土日は仕事をしないことにしていたけれど、いろいろ詰まってるので今週だけは仕方がない。数年前まで、誰かと会う用事がないときは休日問わずずっと仕事をしていて、いつの間にか休むということを忘れてしまっていたけれど、この1年間くらいで取り戻してる感じがあるな。夕方、恵比寿のKATAでテトラレコーズのイベントへ。同じ興味を持つ人たちが集う場所に足を運ぶ、ということ自体が久しぶりですごく新鮮。一緒にきてくれたもえちゃんと、タイ料理食べながら暮らす場所の話。帰り道、電車の窓から工事中の渋谷駅が見えて、昔の渋谷駅よかったよね、という話をした。家から出ない間に風景はあっという間に変わっていってしまうな。

2021.10.23

頭にあれこれやるべきことが次々と浮かんで収拾がつかなくなり、何分かぼんやりしていたけれど、書き出したらだいぶすっきりした。仕事でもそうだけれど、常に一日にやりたいことの量を見誤り続けていて、全部できた試しがない。夕方、アイ子が家に来て、気づいたら6時間くらい話し続けていた。途中から晃生が植物を抱えて帰ってきて、途中から3人で。いろんな話をしたけど、幼い頃から不安にすぐ駆られてはいたものの、ここ数年で不安のかたちが変わってきたかもしれないという話のことをよく覚えてる。

2021.10.22

この日のことはme and youのニュースレターで書きました。

2021.10.21

起き抜け、目を覚ますために和室で「目が覚める ヨガ」で検索して出てきたレクチャー動画にあわせてヨガ。開脚して前屈するポーズができなくて絶望する。銀座で打ち合わせ、銀座駅、日比谷駅、有楽町駅、いくつもの駅が密集しているこのエリアはいつもどの階段を降りていけばいいのかわからず迷ってしまう。iherbで買ったものがいろいろ届いたのと、ドイツの女の子からお手紙が届いた。

2021.10.20

朝、光が差し込む和室でちょっとだけ読書。自分の部屋は北向きで、夏は涼しくていいけれど、そろそろ冷え込み布団から出るのが厳しくなってきた。何かの拍子に思ったのだけれど、年齢や性別問わず人を試したり、測ってくるようなコミュニケーションをする人は一定数存在していると思ってて、そういう人のことが心の底から苦手なのだけれど、最近は接していない。純粋に人に会うという回数が減っているのもあると思うし、恵まれてるというのもあるだろうし、歳を重ねたのもあるかもしれない。夜、お風呂で『違国日記』を読んでちょっと泣いた。

2021.10.19

楽しみにしてた取材、体調が芳しくなく自宅から参戦することに。残念。夕飯、あまりにも寒いのでグラタンをつくって食べた。iPhoneのカメラが壊れたのか、常にオーブみたいなのが写っちゃって紛らわしいな。

2021.10.18

昼頃、取材。本当にうれしいことに、すばらしい人たちといい仕事ができているな、と思う。夜はなんだかどんよりとした気持ちが襲ってきて気持ちがそれで埋め尽くされてしまって、だめだった。元気出そうと叶姉妹のpodcastを初めて聴いてみた。

2021.10.17

ずっとどうやったらいいかわからず止まっていたダルマの棒針編み初めてキットと睨めっこし、やっと前に進むことができた。かぎ針の楽しさと棒針の楽しさが異なっていておもしろい。なんというか、棒針のほうが手の動きが静か。あと「編み物をしています」という感じが強いのもいい。昼頃、お母さんとひさしぶりに電話。母親のことを保守的だと誤解していて「全然そんなことないから」と言われる。選択的夫婦別姓の話などをした、電話するとだいたい政治の話になるな。急に冷え込んだので、衣替え。4時間くらいかかった。

2021.10.16

収録で「好きな建築家の話を交えながら」という台本があって、言い淀んでしまうという夢を見た。わたしが「すいません、記憶力が異様に悪くって…」という言い訳をしていた。「じゃあ、あの人を言えばいいのでは」と言ってくれたのに対して、「すみません、好きじゃないものを好きとは言えないんです」と答えていた。なんなんだ。すごくつらかったし、言いそうなことを言っている自分にむかついた。「急にライブに出ることになるけどまったく演奏できない夢」「急にDJすることになるけどレコードを家に忘れる夢」などは見たことあるけど、新しいタイプだ。最近は抱き枕を買って気持ちよく眠っていたのになんで、と思ったけれど、頭がベッドから落ちていて、なるほど。

朝モーニングして、家に帰って掃除した。何回か彼が全部やってくれてた日の回収をしなくては、と意気込む。イヤフォンでニュース聞きながらもくもくと掃除。Spotifyの「Daily Picks」という機能、ニュースと音楽のプレイリストが一緒になっててすごくいい。もうすぐ衆議院選挙だ。

祖師ヶ谷大蔵に移転したばかりのnostos booksへ。noel mckennaの画集を買った。静かな孤独を感じるのと、動物の姿の愛おしさがすごくいい。

新宿に一瞬立ち寄る。NEWoManの横でなにかの設営をしていて、あとで「未来を選ぼう新宿1016」の準備だったことがわかった。見たかったな。三鷹の喫茶店で長時間暇つぶしをし、SCOOLで七里圭さんの『清掃する女 CG!』の上映パフォーマンスを観た。前の作品を観ておらず初めてだったから、いろいろと頭で考えながら観ていたのだけれど、アフタートークの五所純子さんの言葉を聞いて、この作品を観ながら考えていたことがわっと広がっていく感じがあって、よかったなあと思う。リアリティについて。

2021.10.15

昼、打ち合わせの帰りに由芽さんとタイ料理を食べる。本当は「ふとっちょ母さんの店 ママス」に行きたかったんだけど定休日だった。

近頃ずっと考えていた、「話し方」について話す。文字起こし原稿を見ていると、あまりにも自分の発言のまとまりのなさにがっかりした気持ちになりつつ、たくさんの発見があったということ。これまで仕事で「竹中さんは話してると最後もやもや尻すぼみになってもったいない。プレゼンのときは堂々と見えるように、最後まで言い切ってください」と言われてきたけれど、あまりにもできていない。声がフェードアウトするときもあるし、最後まで言い切らずに「うーん」「あ〜」とか言っているときの多さにびびる。でもそれはひょっとして「共話」(ドミニク・チェンさんの本を読んで知った概念)を引き起こしやすいのでは?という話などをした。

夜の打ち合わせ、すごく大切な話をした。違和感を違和感だと感じていい、となるためにはどういうステップがあるんだろう。自分の経験なども含めて、いろいろと考えた。

2021.10.14

めずらしく打ち合わせがほぼない作業日だった。

2021.10.13

夜、小中高の友達えみちゃんに会いに。ひさしぶりの満員電車で、マスクの着用を促す聞いたことのない音声。機械音のように聞こえる。一瞬、ここがどこなのかわからなくなった。

夜道を歩きながら、当時ほんとに学校楽しくなかった、えみちゃんだけが救いだったよ、という話をした。当時はみんなその場所を楽しんでいるように思えて、自分だけが居場所がないような気持ちがしていてつらかったけれど、たぶんそんなことはなくって、そしてわたしも思った以上に楽しくなさそうに思われていなかったということに驚いた。

本棚には漫画がずらりと並ぶ。小学生か中学生のときに岡崎京子の漫画を教えてくれたのはえみちゃんで、いま彼女は漫画家になっている。ミッシェルガンエレファントを教えてくれたのはまきちゃんだったよね、と言われた。インターネットと音楽が好きだったわたしも今、たまたまその延長線上で生きている。中学がつまんなすぎてなんとかしたくて、バンドやろうよ、と言ってそこからいろいろ変わっていったこと、忘れていたことをたくさん思い出した。

2021.10.12

休みなく働いているからか身体中が痛くって、「座りながらできるヨガ」でYouTubeで検索する。骨と骨のあいだが開いていく感じがして、いい感じ。ヨガやっぱり習いたい。夜、ランダム再生で流れてきたMamman SaniのArman Doleyという曲のへろへろしたシンセ音のメロディと語りにすごく癒された。時代も国も言語も何もかも異なるのになんでこんなに心がうごくのか。当たり前だけど音楽ってすごいな。Unreleased Tapesのレコードかカセットテープ探してるけどなかなか見つからない。

2021.10.11

一応代休、だったはずだけれどなかなか終わらない仕事を片付けていたらほとんど休日感が失われたので、近所の洋食屋で一番人気メニューを頼む。高いランチを食べれば束の間の休日らしさが得られるはずという目論見。おいしかった。出窓に赤チェックのカーテンがかわいい。たくさんの置物、観葉植物などが飾られている。出窓にしかない魅力ってあるよなあ、と思う。差し込む光もちょっと違うし。いつか出窓のある部屋に住みたい。夜は大切な人に贈るメッセージを考えていた。 

2021.10.10

仕事で配信イベントに参加。久々の人たちも会えた。帰り際に、いつかわたしがニュースレターに書いていたらしい「日当たりの部屋じゃなくてもいい」といった内容を引越しのときに思い出しました、という話をしてくれて、わたしの頭からはほぼ抜け落ちてしまっていたことに気づく。わたしの頭から消えてしまったことも誰かの記憶のなかで生きていると思うとなんだかすごい。

2021.10.09

昼、新宿できみちゃん、さきちゃんとごはん。その後、二人といっしょにKEN NAKAHASHIで今日最終日だった森栄喜さんの展示『雷電 Dialogue』へ。途中で晃生もきた。窓は全てアルミが張られていて、新宿の騒音が微かに聞こえ、風でアルミが揺れる。ここにいるもの、いないもの、そのあわいについて、さまざまなことを思った。映像の上映は入り口である扉に向けて行われていて、そうしている理由も中橋さんから伺ったりして、作品の背景を知れた充実の時間。こうやって友人たちが同じ場所に集うというのもあまりにも新鮮だった。その後、荻窪のTitleで『作家たちの古本屋』展。初めて高山羽根子さんの本を買った。とても良い本屋さんだったな。

2021.10.08

あっという間に一週間が過ぎ去る。夜、近所の店で夕飯。最近お酒を飲んでいなかったけれど3杯くらい飲んだらだいぶ酔っ払った。わたしのとりとめのない散らかった話をつまらないものだとせずに聞いてくれる人がそばにいることに本当に助けられている。

2021.10.07

この日のことはme and youのニュースレターで書きました。

2021.10.06

とある取材で、台湾とzoomで繋いだ。画面を通じて感じることができる、台湾の光や、行き交うバスの音。実際にその場所を訪れることが難しいいま、こうしたことのひとつひとつに救われてるなと思う。言語を学ぶことできっともっと繋がる感覚を得られるのだと思うと歯痒さを感じた、さぼりがちだった英語の勉強を再開しなきゃ。夜はPodcastの収録で六本木へ。タクシーのなかでゆめさんとあれこれ話すのがいつの間にか2週間にいっぺんの習慣になっている。

2021.10.05

この間きみちゃんの誕生日プレゼントにプレイリストを贈って、その感想をもらった。うれしい。曲を選ぶときにイメージしていたことを彼女は言い当てていて、不思議と言わなくても通じるものなんだなと感じた。あなたのことを思ってこの曲を選んだよ、と誰かに言われることの嬉しさをわたしは知ってる。

2021.10.04

すこぶるいい天気。しっかり晴れた秋の日、最高に気持ちがいいからどうかいかないでほしい。気持ちがいいので朝のうちにスーパーの買い出し、洗濯、洗い物などを一気にやったらもっと気持ちが良かった。新たな相棒であるiPadを仕事机に迎えた。取材のメモをとるのもすごく便利、Spotifyの再生にもいいし、買ってよかったな。夕飯食べたトマトたっぷりのハヤシライスおいしかった。

2021.10.03

小学生のときに自分のホームページをつくっていて、その頃インターネットで知り合って仲よくなり文通をしていたかおりちゃんが今年の春InstagramでDMをくれた。その頃どんなホームページをつくっていたかは覚えていないけれど、かおりちゃんのことは覚えてて、20年以上のときを超えて初めて会うことに。彼女も編集者で、初めて会ったとは思えないほど話が弾んだ。学生時代はパソコンができるのはオタクだと思われていたからあえてタイピングを遅くしていたことや、midiやCGIや相互リンクや同盟の話、バーチャルの人格が存在していて嫌になるたびにドメインや名前を変えていたこと、みんながインターネットをやるようになってバーチャルとリアルの人格を統合する難しさのことなど。この頃に純粋におもしろいと思えていた感覚は確実にいまの自分を生かしている。この日のことはまた別のところで書けたらな。

ここ最近ずっとほしいなと思っていたiPad Proをついに購入。久々の大きな買い物で、届くのが楽しみでずっとYouTubeで「iPad できること」で検索していたほど。『セックス・エデュケーション』シーズン3見ながら、日が暮れるまでいろいろいじって遊んだ。

2021.10.02

少し寝坊、朝は再びあゆさん花月さんとおしゃべり。今日もすごく楽しかった。一つの場所から遠くの方まで話題がふわふわと飛んでいって、予想もできない場所までいけたときのおしゃべりは楽しいだけでなくて気持ちよさがある。永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』の話、最近いろんなところでしてる。早く読みたいな。夜はケイの家できみちゃんと三人でおしゃべり。あの頃は青春だったよね、と振り返った。学生時代みたいに、あるいはそれ以上に、笑ったり泣いたりしながらみんなでオフィスやその周辺の居酒屋などで日々集っていたあの頃からまだ2年くらいしか経っていないのか、と思ったけれど、もう2年なのかあ、とも思った。

2021.10.01

睡眠が上手にとれないのと、仕事がばたついているのが重なって、どうも調子があまりよくない週だった。少し寝れないだけで動悸がしてしまう。行ってみたかった永福町にある「中華可菜飯店」でゆめさんとごはん。いっつも一緒に話しているけれど、おいしいごはんと一緒にゆったりと話すのはすごくひさしぶりで、豊かな時間だった。日々の暮らしの話、大切に思う作品の話とか、気付くと仕事の話はほとんどしなかった。かなさんさんとも少しおしゃべり。丁寧につくられた優しい味はかなさんの雰囲気にぴったりで、どんな仕事も人柄が滲むのだなあと実感。今度は円卓で食べたい。