・「Questionable Vintage Recipes」というfacebookグループがおもしろくってずっと見ている。ヴィンテージのレシピブックから見つけた奇妙な料理を実際につくってみたりその思い出を共有したり。いちごプレッツェルサラダ、富士山型サラダ、ビーフフィズ、ホットチョコレートwithチーズなど。国も地域もそれぞれで、みんなでコメントしあっている空気感も好き。こういう世界中のよくわからないfacebookグループを見つけてみたい。
・46年前になくした財布が見つかったというカリフォルニアの話。SNSを通じて持ち主が見つかり、まるでタイムカプセルのようなその財布には詩やメモや高校の友達の写真、グレイトフル・デッドのコンサートのチケット、数年前に亡くなった母親の写真が入っていたそう。ポール・オースターの『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』を最近読んでいたから、重なるところがある。
・DARUMA STOREのマクラメプラントハンガーの作り方みながら作ってる。色の組み合わせがたのしい。飽き性なのでいろんなものを並行してつくってしまうのでなにもかも全然完成しない。
・Quartzで知ったDIYレイプキットの話。去年Vogueでも記事が出ていたみたい(性暴力のリアル──「DIYレイプキット」をめぐる議論から私たちが学ぶこと。)。自身の辛い経験から生み出されたそのキットは、はじめは「MeTooKit」という名前で販売され、営利目的のスタートアップだったことからさまざまな批判に晒されてきたらしい。いまはLedaHealthという名前となりフィードバックを受けながら変化していっているそう。日本ではどうなのだろう?と思って調べてみたら一部の警察や病院の緊急外来でレイプキットを提供することもあるみたいだけれど、東洋経済の伊藤詩織さんのインタビューによると「レイプキットによる検査も日本だと被害直後でないとダメと言われるものが、(スウェーデンだと)被害から10日後まで可能」とのことらしい。被害直後にどれくらいの人が動けるのだろう、と思うと恐ろしくなった。
・性交同意年齢の議論に関して。日本では明治時代から性交同意年齢が「13歳」であることが変わっていないみたいだけれど、16歳未満に引き上げる案に対して反対議論が出たことに関して、「「50歳が14歳に性交」擁護発言・なぜまかり通るのか?今こそ政治の責任を問いたい。」「【性的同意の定義】性的同意はどうやってとる? 同意年齢や性暴力について専門家が解説」「性交同意年齢の議論、リベラルとフェミニストが対立する理由」などの記事を読むと、複雑な問題が絡み合っていることがわかる。小川たまかさんが書かれていた「性教育の施策や例外規定も議論されるべき」という意見に対してそのとおりだなと思う。自分自身も恥ずかしいことに日本の性交同意年齢が13歳であること、またそれが他国に比べると著しく低い年齢だということはこうしたニュースが出て初めて知ったほどだった。
・6/19は奴隷解放を祝う記念日「Juneteenth」。Bandcampが募金活動をおこなったり、Refinery29では特設サイトが立ち上げていた。奴隷制について学び考える月にしたい。
・インドでつくられているハンドメイドで塗られたケトルがかわいい。美しい手仕事。
・わたしが家で最近つかっているめちゃロングのトイレットペーパーがVICEに載っていた。
・イ・ランさんによるAI翻訳日記連載が晶文社スクラップブックスタート。選択家族の話。晶文社スクラップブックの連載どれも大好き。
・東京五輪に関して。日々開催についての疑問が募るニュースが舞い込んできて追いきれない、と思っていたけれど佐久間裕美子さんが主宰する「sakumag」のTwitterのこのツイートツリーにまとまっていてとてもわかりやすかった。どんなアクションができるかも伝えられている。#東京五輪の中止を求めます。
・世田谷美術館で『驚異の三人!!高松次郎・若林奮・李禹煥―版という場所で』『アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話』、森美術館の『アナザーエナジー展』へ。現代美術館のマーク・マンダース展は予約忘れでいけず。
・2021年3月から4月に開催されていたNEW ERA Ladies主催の「プンクトゥム乱反射のフェミニズム」が7月8日までアーカイブが見れるみたい。
・ピーター・マクドナルド展は7月24日まで。